【不動産Web集客】お客様を呼び込む効率的な手段とは?
この記事を読むのにかかる時間:3分
この記事のまとめ(目次)
・これからの時代に欠かせないWeb集客法
スマートフォンでも見やすく、検索しやすいサイトにすることが大事です。(>>さらに詳しく)
・これからのWeb集客に欠かせないコンテンツマーケティング
お客様は「自分で探した情報しか信じない」時代です。あなたのお店のWebサイトをお客様自身が「見つける」感覚で選んでもらう仕掛けが必要です。(>>さらに詳しく)
・物件画像が勝敗を分ける!魅力的な写真の撮り方とポイント
お客さまが不動産会社を選ぶ基準に、83.3%の方が「写真の点数が多い」を挙げています。構図を意識すると、物件写真はぐっと魅力的になります。(>>さらに詳しく)
インターネット、スマートフォンの普及とともに欠かせなくなったWeb集客。ただし、ホームページを開設するだけでお客様が来店してくれるわけではありません。今回は、「不動産のWeb集客に求められているものは何か?」を紹介します。
これからの時代に欠かせないWeb集客法
スマートフォンを使ったWebの閲覧がパソコンを追い抜いた現在、スマートフォン対策は欠くことのできない課題といえます。実際にデータを見ると、約8割の方が物件検索にスマートフォンを使用しています。そこで必要になるのが、スマートフォンでも見やすく、検索しやすいWebサイトです。まずは対象を意識して、魅せるトップページの制作から始めていきましょう。
スマホ表示を早くする方法
スマートフォンユーザーは、「表示されるまでに3秒以上かかるページを見ない」というデータがあります。Googleもページの表示速度をとても重視しています(参考:Test My Site)。トップページはWebサイトの玄関です。素早く表示され(=データ量が軽い)、見た目に清潔感のあるトップページを目指す必要があります。
Webサイトの表示を遅くする原因の一つが、画像のファイルサイズの大きさになります。ファイルサイズが大きいと、パケットを消費することにもなりますし、ユーザーフレンドリーではありません。画像は圧縮することで、元の10%~40%までサイズダウンすることが可能なので、スマホサイトの画像は圧縮することをおすすめします(参考:Compressor.io)。
そして、これからのWeb集客に欠かせないのが独自性です。オリジナリティと言い換えてもよいでしょう。すなわち、Webサイトで自社をブランド化することです。これはビジネス全般に言えることですが、自社をブランド化できていないと価格のみの競争(仲介手数料半額など)になってしまいます。自社をブランド化する際に、最も効果的かつ低コストで始められる手法が、Webを使ったコンテンツマーケティングです。では、どうやって他社と差別化を図り、契約へと繋げてくのでしょうか?以下に、その概要を紹介します。
これからのWeb集客に欠かせないコンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、2000年ごろアメリカで生まれた比較的新しいWeb集客方法です。自社のWebサイト内で魅力あるコンテンツを発信してアクセス数を伸ばし、お問い合わせや資料請求などを効率的に増やす手法です。
お客様は「自分で探した情報しか信じない」
コンテンツマーケティングは、別名インバウンドマーケティングとも呼ばれ、「見つけてもらう」マーケティングになります。では、なぜこうした手法が生まれたのでしょうか。
かつてマーケティングは、おもに看板や広告、電話営業などこちらから働きかけるものでした。しかし、インターネットが登場し、お客様が自分で必要な情報を探せる時代になると、広告や営業からの働きかけを敬遠するようになりました。その結果、お客様は「自分で探した情報しか信じない」という状態が生まれ、インバウンドマーケティングが誕生したという流れになります。
不動産会社のWeb集客の場合、不動産売買にまつわる魅力的なコンテンツ(お客様の不動産売買に役立つ情報)を発信することで、自社のWebサイトのアクセス数を上げ、結果的にお客様を獲得する、という仕組みになります。あなたのお店のWebサイトをお客様自身が「見つける」感覚で選んでもらうわけです。魅力的なコンテンツを用意できれば、大手の不動産会社にも負けないチャンスがそこにはあります。
メリットとデメリット
Webを使った集客方法として注目されているコンテンツマーケティングですが、そのメリットとデメリットは何でしょうか?
最大のメリットは、ほかの集客方法に比べて低コストでありながらも大きな効果を期待できることです。ポスティングや電話でのアポイントメントに比べて人件費を低く抑えられますし、データ的に見てもほかの方法より高い集客率を期待できます。魅力的なコンテンツを発信することで自社のブランド化にもつながります。「あの会社のホームページを見れば、不動産売買に関する有益な情報を得られる」とお客様に思ってもらえれば、信頼を勝ち取ることができます。さらにコンテンツを蓄積して多くのアクセス数を得られるようになると、それ以降も安定した集客を見込めるようになり、効率のよい集客システムに育てていくことも可能です。これもコンテンツマーケティングの大きなメリットのひとつといえます。
コンテンツマーケティングのデメリットは、導入時に多少のノウハウを習得する必要があること、成果が目に見えるまで多少のタイムラグがあること、などが挙げられます。コンテンツマーケティングにはある程度の継続性が必要で、多くのアクセスを集め、成果が目に見えて現れるまでに3カ月以上の期間が必要になります。
物件画像が勝敗を分ける!魅力的な写真の撮り方とポイント
Webサイトで集客するには、良質な物件写真の掲載も欠かかせません。不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)が実施した、2017年「不動産情報サイト利用者意識アンケート」の調査結果によると、お客さまが物件検索後に問い合わせ・訪問する不動産会社を選ぶときのポイントは、売買・賃貸ともに「写真の点数が多い」が83.3%と突出して高かったそうです。
写真はコンパクトデジカメやミラーレス一眼カメラで撮影するのが基本です。一眼レフカメラで撮影できれば理想的です。ついついスマートフォンで撮影してしまいがちですが、スマートフォンとカメラでは、光の入り方、明暗の質、画質などが格段に違います。ぜひ、カメラを使って撮影するようにしてください。
Webサイトに公開するときは、PhotoshopやLightroomなどの画像編集ソフトで写真を加工してから掲載するのも効果的です。画像編集ソフトで補正を行うと、ナチュラルで明暗のはっきりした、より良い写真に仕上げられます。補正方法のノウハウを紹介しいているWebページも多数あるので、魅力あるWebサイトを制作できるように、ひと手間かけるとよいでしょう。
構図で写真は変わる
また、写真を撮るときに欠かせないのが構図です。何も考えずに写真を撮るのではなく、基本の構図を学んでから写真を撮影すると、より魅力的に写真を撮影できるようになります。基本となる構図は、何パターンか覚えるだけで構いません。
物件写真を自社で撮影している時間がない場合は、物件写真や図面を提供してくれるWebサービスを利用する方法も考えられます。数多くの物件情報を入手できるだけでなく、その物件の写真や間取り図なども自由に使えるため、Webサイトの更新にかかる手間を大幅に削減できるようになります。
Web集客を見つめ直してみることが重要
これからのビジネスにおけるWeb集客の流れは、「単なる業務案内」から「顧客を対象にした情報発信」、つまり、コンテンツマーケティングへと移り変わっていきます。インターネットとスマートフォンが普及した現在、魅力的なWebコンテンツのある不動産会社が力を増していくと思われます。この機会に、Web集客の方法を見直してみてはいかがでしょうか。
業プロ株式会社 広報担当
首都圏、愛知県をメインに、不動産物件情報(新築戸建・土地)を収集から成約まで一元管理。不動産会社向け会員制サイト『業プロ』を運営しています。速く!大量に!正確に!毎日、最新の物件情報をお届けしています。